クラウドで自宅のFXチャート環境を持ち出そう
- 2016/1/24
- トレード環境
- MetaTrader, VPN, リモートデスクトップ
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自宅のパソコンでMetaTraderやFX会社のチャートツールを独自にカスタマイズされている読者の方も多いことでしょう。そんな自身のチャート環境・トレード環境に外出先からスマホで持ち出したいと思ったことはありませんか。
この連載では、スマホを使って出先からカスタマイズされたWindows環境にアクセスする方法をご紹介します。今回は第1回として、お名前デスクトップクラウドを使った環境構築メソッドをご紹介します。サーバー管理もWindowsインストールも丸投げ。クラウドサービスを使ったFX環境構築の考え方を解説します。
Contents
トレード環境をスマホで持ち出す
近年、スマートフォンの普及によって、FXのモバイル環境は格段によくなりました。今やFX会社がスマホアプリを提供するなんて当たり前。アプリを繰り返しアップデートし、その度に使い勝手が向上しているFX会社もあります。
そのようなFXトレードアプリも便利ではあるのは確かです。ただ、MetaTraderのEA(自動売買プログラム)や各種シグナル配信ソフトは、さすがにスマートフォンには対応していません。ほとんどがWindows対応ソフトであるので、どうしても自宅のパソコンで独自の環境を構築する必要が出てきます。
- MetaTraderのEA(自動売買)プログラム
- シグナル配信ソフト
- トレード手法検証ソフト
- その他PC専用ソフトを使ったトレード環境
いずれも出先からアクセスしたい場合には、ノートパソコンを持ち出す、自宅にサーバーを建てるなど、面倒な作業がありました。その手間を省くキーワードがクラウドです。ここ近年でサーバーのレンタル単価は著しく廉価になり、個人でクラウド領域を借りる敷居が断然下がったのです。
そのような事情を鑑み、ここではクラウドコンピューティングを使ったトレード環境の構築メソッドを解説します。
デスクトップクラウドとは
クラウドというと、いまだに雲を掴むような言葉ですね。単純に言えば、「外部からアクセス可能なWindowsパソコンを用意する」とでも言えばよいのでしょうか。「クラウド領域」という名のWindowsパソコンを貸してくれる業者があって、そのパソコンに外部からアクセスするというイメージを持てば良いと思います。
クラウド環境を用意するメリットは、いくつかあります。
- どこからでも同様の作業環境にアクセスできる。
- CPUの処理はクラウド側で。接続する側のデバイスには負担が掛からない。
- よってスマホのようなロースペック端末でも高度な作業が可能。
- アクセス端末を選ばない。AndroidでもOSXでもWindows環境にアクセスできる。
- HDD記憶域を含むやスペックの拡張性が高い。データが溢れても拡張すればOK。
クラウドサービスは基本的に、パッケージ製品です。本来、パソコンに必要な要素であるCPUやハードディスク、メモリやOSが丸ごとパックでレンタルされています。そのパッケージに外部からアクセスして、リモートコントロールしてやろうというのがクラウドコンピューティングの考え方ですね。パソコンからの接続は当然のこと、スマホやタブレットからもアクセス可能な点もポイントです。
冒頭で例を示したような個人独自のトレード環境にアクセスするためには、こんなクラウドサービスを使って環境を構築してやればよいという訳です。自宅のトレード環境を丸ごとコピーしてもよし、新規に環境を構築してもよし。クラウド上にトレード環境を設ければ、あとはスマホやタブレットからアクセスできます。いつでもどこでもお気に入りのカスタム環境でトレードできるという話です。
クラウドにトレード環境を構築するメリット
FXのクラウド環境を提供する業者として、管理人がおすすめするのは「お名前デスクトップクラウド」です。
改めて、ここまで解説したクラウド領域にトレード環境を構築するメリットを列記してみましょう。
MetaTraderにアクセスできる
FXの定番チャートソフトといえばMetaTrader4です。スマホアプリのMT4があるものの、やはりPC版のそれとは使い勝手が違います。
特に独自のEA(自動売買プログラム)等を使っている場合は、どうしてもPC環境へのアクセスが必要になります。そうでなくとも、外出先で普段利用しているインジケータを見ることができないと、重要な売買シグナルを見逃すことになります。
上記は、特殊なインジケータのひとつであるGMMAチャートです。スマホ版のMT4や各種Androidチャートソフトでは導入することができません。今回は例としてクラウド環境に導入し、タブレットから確認してみました。こんな個人仕様のチャートにアクセスできることがクラウド環境の強みです。
EAを24時間稼働可能
同じくMetaTraderを使うメリットのひとつにEA(自動売買プログラム)の存在があります。でもEAを常時稼働させるには、24時間パソコンでプログラムを回し続けなきゃならないんです。電気代や放熱、管理の手間を考えると、自宅のパソコンでは厳しいものがあります。
デスクトップクラウドを利用すると、この手間を業者が肩代わりしてくれます。全くのメンテナンスフリーです。当然、24時間プログラムを稼働させても誰も文句を言いません。業者の大規模サーバーで運用されているので、安定感も抜群です。自宅のパソコンにありがちな「気づいたらフリーズしていた」なんてこともありません。
初期投資不要の簡単導入
クラウド運用以外にも、外部からアクセス可能なトレード環境を構築する方法はいくつかあります。その中で、本来のクラウドコンピューティングが秀でている点は、ハードウェアを購入するための初期投資が不要な点でしょう。イニシャルコスト0円でカスタマイズされたWindows環境を手に入れることができます。
お名前デスクトップクラウドは、そんなクラウドサービス業者の一つです。冒頭で紹介したのは、お試し期間があるからですね。いまなら14日間の無料トライアル期間があります。初期費用無料でとりあえず試してみたい方には朗報でしょう。MetaTrader4が最初からインストールされている点もポイントです。
個人仕様のトレード環境にスマホやタブレットからアクセスしてみたい方。興味のある方は、試しに無料期間を利用して便利さを体感してみてはいかがでしょうか。いまなら14日間のお試しサービスが無料で体験できます。興味のある方は、以下のHPへどうぞ。
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