為替市場の板情報が見れるFX会社

FXで為替注文の板読み

このページでは、インターバンク市場の板情報が見れるデューカスコピー・ジャパンのトレードツールを紹介していきます。

株式には”板”と呼ばれる注文状況を確認できる仕組みが存在します。実はFXでも同様の仕組みは存在していました。ただ、板情報を確認できる環境は銀行等の専用端末に限られ、長らく一般投資家の目に触れることはありませんでした。

ところが最近になって、インターバンク市場の板情報を公開するFX会社がちらほら出てきたのです。そのひとつがデューカスコピー・ジャパン。最近になって日本市場に参入したFX会社です。

今回は画面キャプチャと共に同社ツールの紹介をしていきたいと思います。

インターバンク市場の板情報

早速、為替の注文板をご紹介します。以下はデューカスコピー・ジャパンのトレードツールを画面キャプチャしたものです。画面左にある窓がインターバンクの板情報を示したものです。同社はこれを「マーケットデプス」という名称で提供しています。

デューカスコピー・ジャパンの板情報

デューカスコピー・ジャパンの板情報

株式のトレードをする方は見慣れた風景かも知れませんね。ただ、実物を見て頂くと分かりますが、注文が多い時間帯は引っ切り無しに板が動いています。正直、板情報を読み取るのは難しいかも知れません。スキャルピング等の超短期取引に利用するなら、後述するティックチャートや10秒足チャートの方が役に立つかも知れません。

トレードツールが個性的

折角なので、デューカスコピージャパンのトレードツールをご紹介。ツールの名称は”JForex”と言い、MetaTraderライクな外観をしています。外資のFX会社は個性的な所が多いのですけど、デューカスコピージャパンもご他聞に漏れず機能が個性的です。以下にご紹介してきます。

デューカスコピー・ジャパン

※画面は管理人のWindows10にインストールしたものですが、同社のツールはMacにも対応しています。両者に若干の差異があることはご承知おきください。

チャート時間足が充実

同社のツールが特徴的なのは、1ティックや3ティック、10秒足など、超短期の時間足チャートを提供していることです。日本のFX会社ではまず、お目に掛かれない機能です。汎用的な所ではMetaTraderでもティック表示は可能なのですが、如何せん狭くて使いづらいものがあります。この点、JForexでは一つの窓を丸々ティックにしたり、複数の通貨ペアを重ねて表示したりと、非常に使い勝手のよいティックチャートを利用可能です。

ドル円ティックチャート

ドル円ティックチャート

※ティックチャート:時間軸ではなく、オーダーの数量に応じてレートが上下する様子を示したチャート。まとまった注文が入るとティックが大きく上下するので、大口注文の動向が分かりやすい。

スキャルビングにはティックや10秒チャートなど、ごく短期の値動きを利用する手法がいくつか存在します。先に紹介した板情報と併せれば、ティックの上下で大口注文の売買状況が確認できますね。大口の注文が自分のポジションをプッシュしてくれるようだと一安心。短期トレードの手法を採用される方には、ティックチャートが大きなプラスになることでしょう。

取引ツールのインジケータ多し

PC版のJFOREXで使えるインジケータは180種類。スマホ版JFOREXでは一部の種類に限られますが、それでも数が充実しています。個人的には出来高(Volume)を表示できる点が評価できますね。チャート分析で出来高ってかなり重要な要素なんですけど、一般のFX会社だとまずお目に掛かれません。

デューカスコピー・ジャパンのチャートインジケータ

デューカスコピー・ジャパンのチャートインジケータ

他にも気になる詳細は、同社のHPで確認してみてください。

デューカスコピー・ジャパンの紹介ページはこちら(外部リンク) [PR]

取引手数料は取るけれど

最後に取引可能な通貨ペアの紹介です。デューカスコピー・ジャパンで売買できる通貨ペアは、ツール内のペア選択画面から確認することができます。

デューカスコピー・ジャパンの取引通貨ペア

デューカスコピー・ジャパンの取引通貨ペア

意外にもマイナー通貨が充実していますね。トルコリラとかメキシコペソ等々のニッチ通貨ペアも扱っています。これは、外資系FX会社ならではのラインナップだと思います。

ポイントはマイナー通貨でもスプレッドが狭いことです。以下は、ある日のキャプチャ画面から。トルコリラ円のスプレッド1.0銭を確認しました(※スプレッドは時間帯やマーケットの需給によって変化します)。まあ飽くまで瞬間風速であって東京時間ではスプレッド拡大するのですけど、他のFX会社ではまずこんな数字はお目に掛かれませんね。トルコリラ円は、大体5銭~8銭以上のスプレッドが日本のFX会社が提示する相場です。

トルコリラ円のスプレッド

一点だけ気になると言えば、取引手数料を取ることでしょうか。とは言え、具体的には取引総額100万円に対して手数料4円、ドル円なら10,000通貨=100万円分でも40円程度の水準です。尚、あえて手数料を取るのは、スプレッドの鞘抜きをしていないことの証明であるようです。同社は市場レートと提示スプレッドの間に差を付けず、純粋に手数料だけで利益を出すというポリシーを持っています。

まあ、手数料代わりにスプレッドを上乗せしたり、提示レートに手心を加えて利益を出すFX会社も多々あります。マイナー通貨のトレードコストに至っては、国内屈指のお得感があります。手数料支払った方が却って安心感があるかも知れませんね。

デューカスコピー・ジャパンの口座開設は同社HPからどうぞ。

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