WiMAXルーターのセキュリティを強化する

WiMAXのセキュリティ追加策を解説

このページでは、WiMAXルーターや無線LANの安全性を向上する手段を紹介します。今回、利用するルーターはUQ WiMAXのHWS31MNU(HUWAI製)です。設定画面等は違うかも知れませんが、他のWifi機器や無線ルーターにも応用することができます。

紹介する方法は、接続可能な端末を制限する方法とWifiアドレスを他人から見えなくする方法の2つです。

WiMAXルータの基本セキュリティ

最初にWiMAXルーターの基本セキュリティについてお話しましょう。基本は暗号化です。WiMAXルータのような無線タイプのネット機器は、基本的に通信内容を暗号化してやりとりしています。この暗号化の方式には規格がいくつかあって、上等なものから初歩のものまで4~5種類くらいが知られています。

現在、最も高度な暗号化方式と言われているのが”WPA2″という規格です。最新のネット機器であれば、まず間違いなくこの方式を利用できるはずです。逆に、5年くらい前の無線LAN辺りだと採用されていないことがありますね。もっとも、WPA2だっていつまでも最新方式ではありませんし、実際問題として、WPA2の暗号化キーがハックされるというニュースが少し前に流れました。

当然ながら、私の利用するHUWAI製のWiMAXルーターもWPA2の暗号化方式で電波を送受信することができます。その点、今回は暗号化だけでは心許ない方のために、安全策を強化する方法を解説しようという企画です。そんな訳で、UQ WiMAXのルーターで設定するMACアドレスフィルタリングとステルスSSIDのお話です。

参考:UQ WiMAXのホームページ [PR]

追加策でセキュリティを強化

セキュリティ強化策を施すに当たって、まずは対象のネット機器にアクセスしてください。大概の場合は、接続している端末からプラウザ経由で設定画面に移行することができます。

UQ WiMAXの場合であれば、プラウザのアドレス欄に「https://speedwifi/home」と打てば、ログイン画面に移行します。

UQWiMaxに管理画面アクセスするアドレス

ログイン時のユーザーIDとパスワードについては、各機器の説明書や添付書類をご覧ください。

UQWiMaxのログイン画面

MACアドレスフィルタリング

セキュリティ強化策の一つ目は、MACアドレスフィルタリングです。何かというと、接続機器可能な機器をIDで振り分けようと言う方法ですね。許可したIDの端末しか接続できないようにすることでセキュリティ密度を高めようという方法です。

UQ WiMAXの場合は「設定→LAN設定→MACアドレスフィルタ」で設定画面に移行します。

UQWiMaxのMACアドレスフィルタ

設定画面では、接続を許可するMACアドレスを入力することになります。MACアドレスというのは、端末一つにつき一つだけ割り振られているIDのことです。これはスマホやパソコン、無線LANなどのネット機器には種類関係なく割り振られています。

アンドロイドであれば「設定→端末情報」で見ることができます。「aa:bb:cc:dd:ee:ff」の形式で12桁のIDが見つかるはずですので、メモして先ほどの画面に入力して下さい。

※MACアドレスフィルタリングを利用すると、登録された機器以外は接続できなくなります。注意して下さい。

ステルスSSID

2つ目の方法は、Wifiのアドレスを隠す方法です。ハッキングしようにも、そのハックする相手の存在が分からなければハックしようがありません。要は第3者に存在を知られないようにする方法です。その名も「ステルスSSID」という方法です。

UQ WiMAXの場合は「設定→LAN設定→セキュリティ設定○Hz」の順で設定画面に移行することができます。○Hzに入るのは、2.5GHzと5GHzです。別々に設定しなければならないので、両方設定しましょう。

UQWiMaxのSSIDステルス

ステルスSSIDを設定すると、Wifiの名前が外から見えなくなります。ですので、自身で名前とパスワードを覚えておくか、あらかじめ接続を確立しておく必要があります。最悪のケースとして、IDとパスワードを片方でも忘れてしまった場合は接続できなくなります。まあ、機器のリセットボタンを押せば設定をクリアすることはできます。

安全性と使い勝手のトレードオフ

以上の通り、今回はWiMAXルーターのセキュリティを向上する手段を解説しました。無線LANやWifiは便利ですが、セキュリティ上の心配は少なからずありますね。管理人も心配する人間の一人ですので、今回は自分の試した結果を紹介してみました。

もっとも、セキュリティと利便性はトレードオフの関係にありますね。正直、セキュリティを強化する分だけ面倒は増えます。例えば、新しい機器を買ったりスマホを買い換えたりすれば、やはりアドレスを新規に登録しなければなりません。さらにステルスSSIDを使っているとWPSが利用できないため、スマホからのアクセスはマニュアル入力になりますね。結局の所、あちらが立てばこちらが立たずの関係になっています。

まあ、WiMAXを使うのならそこまで神経質になる必要はないのかなとも思います。一応はセキュリティが掛かっていますし、法律上も保護されています。まあ、公共のWifiスポットに接続して株やFXのトレードをするよりははるかにマシでしょう。UQ WiMAXなら格安Simと違ってデータ制限もありませんしね。

セキュリティの面からもUQ WiMAXおすすめです。

参考:UQ WiMAXのホームページ [PR]

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. ブラジルレアルのFX

    ブラジル通貨レアル(BRL)を扱うFX会社を探せ

    このページでは、ブラジルの通貨レアル(BRL)を扱うFX会社を紹介します。結論から言えば、国内ではI…
  2. oanda-open-order-indicator

    市場の注文動向を見れるMT4インジケータがスゴイ

    FX会社の注文動向はマーケットの縮図。FX業界には顧客の注文動向を公表するディーラーがあります。代表…
  3. クラウドにFXチャート環境を構築する

    クラウドで自宅のFXチャート環境を持ち出そう

    自宅のパソコンでMetaTraderやFX会社のチャートツールを独自にカスタマイズされている読者の方…

スポンサードリンク

MT4スプレッド2

人気の投稿とページ

旧型ノートパソコンのCorei3をグレードアップした話
為替市場の板情報が見れるFX会社
ゲームパソコン用のUPSと電力測定の方法
IIJmioシェアパックでAUシムとドコモSimを両方使う
FXのガンマチャート(GMMA)をスマホアプリで
有線ネットワークプリンタを無線化した話
クラウドで自宅のFXチャート環境を持ち出そう
QNAPのNASをテレビに繋いでDVDプレーヤーに
(接続設定手順)NTTスタートアップツールは必要ない
ページ上部へ戻る