団地・マンションのネット速度が遅い理由

団地のネット回線は非常に遅い

引越しをしたらネット速度が大幅低下。このページをご覧のあなたは、そんな境遇に逢った方々だと思います。ここでは、団地・マンションといった集合住宅でインターネットの速度が遅くなりがちな原因を解説していこうと思います。解決のヒントを併せて提示します。

昨今のマンションやアパートは、新築の時点で光ケーブルが標準設備となり、非常に快適なインターネット環境を整えています。しかし、古いマンション、もしくは団地といった建物では往々にしてインターネット速度が遅くなりがちです。この理由は、戸数が多いにも関わらず、ネット関連の共有設備が貧弱であることに起因します。

特に公営住宅、いわゆる「団地」と呼ばれる住居では、世帯数が50戸を越えることも珍しくありません。なのにアパートと同レベルの回線設備を利用していたりします。一応は光回線を引いてはいるものの、実態はADSLの設備であったりもします。

今回は、集合住宅のネット速度が遅くなる原因と解決のヒントを解説していこうと思います。管理人の実体験と調査結果を交えます。

  1. 団地に引っ越したら激遅かった
  2. 光回線でもネット速度が遅い理由
    • 回線設備のスペックが弱い
    • プロバイダの設備が弱い
  3. 解決策いろいろ
    • プロバイダを変更する
    • NURO光に変更する
    • WiMAXを利用する
  4. まとめ

団地に引っ越したら激遅かった

今回、ネット環境のネタを上げようと考えたのには訳があります。引越しをしたらネット回線が激遅になってしまったからです。管理人、この記事を書く2ヵ月程前に引越しをしました。引越し先は横浜某所の公営住宅。いわゆる団地に転居したんです。

以前から使っていた固定回線はNTTのフレッツ光。まあ、基本的に全国的に使えるし、大概の建物では設備が既に導入されているし。きっと工事はいらないだろうと思って、あまり深く考えずに転居届けを出して契約を継続しました。実際、思惑通りに工事は必要ありませんでした。

問題に気付いたのは、回線の切り替えが終わってすぐのことです。「あれ?ネットってこんなに遅かったっけ?」と。引越し直後の切り替え期間中はポータブルWifiを通じてOCNモバイルで繋げていましたから、遅いネット環境に慣れているはずです。それを考慮しても、どうも読み込みが速くなった気がしない。なので、ちょこっと接続速度を測定してみました。

団地は光回線でもネットが遅い

団地は光回線でもネットが遅い

下りで・・・30Mbpsだと・・・。

言っておきますが、歴としたフレッツ光回線です。実際、引越し前のマンションでは80Mbps位は出ていました。では、なぜこんなにも速度が落ちたのでしょう。考えられる原因は「団地」という特殊な環境です。

今回は、フレッツ光への問い合わせを含め、団地のような大規模住宅でネットが遅くなる理由を調査しました。以下に原因と対策を解説していきます。

光回線でもネット速度が遅い理由

NTTへの問い合わせを行なった管理人。色々と話を聞いてくうちに、ネット回線が遅い理由は設備の絶対的なスペック不足であることが分かりました。簡単な話、団地という住居数の多い建物であるにも関わらず、それを補うだけの設備能力を備えていないのですね。

以下には問い合わせ&ネット検索から分かる具体的な原因を解説します。

回線設備のスペックが弱い

まず、下記の図を見てください。NTTの基地局から建物に入り、各住居にまでインターネットの信号が送られる状況を模式図を用いて示しました。

団地のネットワークが遅い理由

団地のネットワークが遅い理由

ご覧の通り、我が家の入る団地に光ケーブルはMaxでも100Mbpsの転送速度しか出せません。これはNTTに問い合わせて、調べてもらった結果から分かりました。ネットでよく見る「最大転送速度」って、ここの光ケーブルのスペックで決まってくるのですね。念のため、「フレッツ光ネクスト」等の上位コースに変更できないのかとも聞いてみましたが、設備がボトルネックになるので提供していないとのこと。

さてさて、この100Mbpsが最大の転送速度になる訳ですが、我が家の場合、これを30戸の家庭で分け合う訳です。単純計算で一戸あたりの転送速度は3Mbps・・・。まあ、さすがに全家庭が一斉にネット接続する状況はないでしょうが、相応の速度低下が見込まれます。冒頭に示した下り30Mbpsという数字は、ある意味でまだマシな方なのかも知れません。

まとめると「建物のネット設備スペックに対して、団地は住居の数が多すぎる」。これがネットを低速にする理由になります。これがマンションでは50戸も入らないのでマシになりますが、やはり住居数が多いだけ不利になることでしょう。アパートではそもそも住居が少ないので、速度良好になると思います。

プロバイダの設備が弱い

ネットで調べた結果、もうひとつの原因となり得るボトルネックがこちら。プロバイダ設備のスペック不足です。少し話が外れますが、念のため紹介しておきましょう。

自宅に引かれるネット回線は、プロバイダの接続センターから配信されます。このとき、自宅の地域を管轄するプロバイダの設備が弱いと、やはり通信速度が制限されて低速の原因になります。イメージとしては、下図のようになります。

家庭にネットワークが届くまで模式図

家庭にネットワークが届くまで模式図

最近、ネット回線+プロバイダ契約をまとめたパックが流行っています。So-net光とかOCN光といったおまとめプランです。おまとめプランに変えた途端、速度が低下したという報告がネット上で報告されています。やはり原因はプロバイダ設備の容量不足です。プロバイダを変えたら遅くなったとの報告もあるためです。

こうしたおまとめプランは、キャンペーン等で一時的に加入者が増えるとスペック不足となりやすいのではないでしょうか。設備の過不足はプロバイダに問い合わせることで確認することができます。

解決策いろいろ

話を転じて解決策を模索しましょう。というより、解決策があるからわざわざ記事にしているのですけどね。

ただ、いずれの解決策も自宅環境によっては採用できないものがあります。それぞれの解決策の長所と短所を見てください。以下にご紹介します。

プロバイダを変更する

前述の通り、プロバイダに問題がある場合はプロバイダの変更で速度が改善される場合があります。格安プロバイダのBB.exiteやDTIを契約して速度低下した方は、プロバイダの変更を一考する余地があります。

ただし、団地のような戸数の多い集合住宅では、前述した別の要因も働いている可能性もあります。あくまで「プロバイダの変更で速度低下した」という心当たりのある場合のみ、チャレンジする価値がありそうな手段です。



個人的には月額900円以上のプロバイダなら、まあ、まともな運営をしていると考えます。逆に、無駄に安いところは設備投資しているのか怪しいところです。プロバイダは往々にして、安かろう悪かろうの世界だと考えます。

NURO光に変更する

もし、戸建てや自分の所有物件に住んでいるのであれば、こちらが最良の選択肢になります。So-netが提供する爆速光回線、NURO光です。下り最速2Gbpsのスペックを誇ります。現在、日本ではこれより速いインターネットサービスはありません。



NURO光の良い所は、集合住宅に住んでいても現状で十中八九は個人契約になることです。というより、個人契約にしましょう。2Gbpsの光回線を独占することができます。冒頭に示したような戸数の多いことによる速度劣化が生じません。

問題は、賃貸物件では工事の敷居が非常に高いこと。場合によっては、設備導入のために穴空け等の宅内工事を必要とします。賃貸物件では大家さんが許してくれないかも知れません。管理人の場合、賃貸のオーナー+団地の所有者全員の合意を取り付ける必要があったので、これが原因で諦めました。

ただ、アパート・マンションのように建物のオーナーがはっきりしている建物であれば、交渉の余地があります。ネット設備が速いことは物件の価値を高めることに繋がります。話の分かる大家さんなら交渉すれば許可が下りることでしょう。管理人は以前、ネット環境のないアパートに住んでいた頃、回線を引こうと(不動産屋を通じて)大家さんに交渉したことがあります。その時の大家さんからは快く許可を頂くことができました。

尚、宅内工事が必要な場合、別途工事費が掛かります。そのためか、NURO光はしばしばキャッシュバックキャンペーンを行なっています。工事費はキャッシュバックの金額で賄いましょう。

NURO光のHPはこちら(外部リンク)

Wimax 2+を利用する

最後に管理人のとっておきの手段をご紹介します。UQコミュニケーションの提供するWimax 2+を契約する方法です。簡単な話、ポータブルWifiを契約するという話なのですが、Wimax 2+はポータブルWifiとは言えないくらいの接続速度を誇ります。

同社の接続速度は理論値で最大220Mbps。この時点でもう、100Mbpsの光回線よりも高性能のスペックとなっています。加えて、実測でも40Mbps~170Mbpsは出るようです。管理人の自宅エリアでは、普通に下り60Mbps出ます。下手な光回線よりも、良質なネット速度を提供しています。



気になる通信費は4,380円/月。実はこれ、フレッツ光の月額料金とさほど変わりません。

さらに、ポータブルWifiは持ち出して使うことができます。外出用のSimを契約しているのなら、Wimax 2+に一本化してしまう手もあります。ノートPCやタブレット用のWifiルーターを外に持ち出したい場合は、自宅回線+格安Simを契約するよりも、Wimax 2+だけを契約した方がお安くなります。

WiMAX 2+のページはこちら(外部リンク)

まとめ

今回、団地のネット速度はなぜ遅いのか?という命題の元、原因と解決のヒントを提示してみました。世間では「ギガ速」とか「ギガ速い」とかのCMが流れていますが、その恩恵に与れない管理人のような立場の方も多いと思います。ネットの契約で制限を受けている方は、結構、世の中には多いのではないでしょうか。

ネットが遅いことに対する解決策としては、可能であるならNURO光を個人契約してしまうことがベストな選択肢です。ただ、提供エリアでなかったり、賃貸で工事ができなかったりと物理的な制約がいくつかあります。ご自身のお住まいが対応地域かどうかは、以下のHPで確認してみてください。

NURO光のHPはこちら(外部リンク)

次点として、Wimax 2+のポータブルルーターに切り替える方法が妥当な選択肢だと思います。Wimax 2+で契約を一本化すれば、通信費を圧縮することもできますしね。下記のページでは対応エリアを調べることができます。

WiMAX 2+のページはこちら(外部リンク)

という訳で、自宅のネット環境に満足できない方。汎用性を求めるのであれば、Wimax 2+が有用な選択肢になりますよ。固定回線の代わりに使うならクレードル付属モデルがおすすめです。

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